タナゴは日本固有の魚で、河流の下流域、湖、池沼などに生息しています。
淡水魚ですが、観賞用としても飼育されることがあり、その美しさは人々を魅了します。
そんなタナゴの種類や特徴についてまとめました。
タナゴの種類と特徴
タナゴは種類も多く、特徴も様々です。
カネヒラ
タナゴの中では一番大きな種類で、体長は8cm~12cmあります。
雄は繁殖期にとてもきれいな色に変化しますので、観賞用に適しています。
繁殖期は9月~11月です。
ヤリタナゴ
体長は6cm~10cmで、日本全域に生息しています。
タナゴの中では最も広い地域に生息している種類になります。
繁殖期は4月~8月です。
アブラボテ
体長は5cm~7cmで、西日本に生息しています。
性格は獰猛で、ほかの魚を攻撃する事があるため、混泳には向いていません。
繁殖期は4月~6月です。
シロビレタビラ
体長は5㎝~8cmで、岡山や琵琶湖に生息しています。
腹ビレや尻ビレが白いことからシロビレタビラとつけられました。
繁殖期は4月~9月です。
イタセンパラ
体長は7cm~8cmで、淀川に生息しています。
この種類は天然記念物に指定されていて、とても希少です。
繁殖期は9月~11月です。
ミナミアカヒレタビラ
体長は6cm~8cmで、北陸に生息しています。
見た目はシロヒレタビラと類似しており、間違えやすいです。
繁殖期は4月~7月です。
ニッポンバラタナゴ
体長は2cm~4cmと非常に小さく、西日本や九州、四国に生息しています。
この種類も数が少なく、希少な種類になります。
繁殖期は3月~9月です。
まとめ
タナゴにはいろいろな種類が存在し、大きさも似ている種類が多いことから見分けるのは難しいものです。
中にはイタセンパラのように天然記念物に指定されているタナゴもいるので気を付けましょう。