幻の魚といわれているアカメですが、アカメを飼育する場合どのような飼育をすれば良いのでしょう。
今回はアカメの飼育方法や与えるエサは何がいい!?というテーマでお届けしたいと思います。
アカメの生態
アカメは、スズキの仲間でスズキ目、アカメ科の大型の魚だといわれています。
主な生息地は西日本の太平洋海岸にのみに分布していることから幻の魚だといわれ、イトウやビワコオオナマズと同様、日本三大怪魚と呼ばれている珍しい魚なんです。
アカメは、海水と淡水が交じりあった汽水域に生息しているといわれ、夜になると活発に活動する夜行性の魚のようです。
エサとなるのは小さな小魚や小さなエビやカニ貝類などを好んで食べるといわれています。
アカメの特徴
アカメは名前のとおり暗いところにいくと目が赤くなるのが特徴だといわれており、別名をメヒカリやミノウオなどと呼ばれているといわれています。
アカメの体は、スズキに似ているといわれていますが、背中が大きく盛り上がり体高が高いのも特徴のひとつだといわれているようです。
大人のアカメは体全体が銀色で背中部分だけが茶色く褐色かかっているといわれていますが、稚魚のころは白黄白のシマシマ模様で背中の部分が茶色く大人のアカメとは全く違った体色をしており見た目ではすぐには判断がつかないことも多いようです。
アカメを飼育するのはどうしたら良いのか?
アカメは、丈夫で元気な魚だといわれていますが飼育はあまり簡単ではないといわれているんです。
アカメを飼育するために気をつけたいのは水槽の大きさなんです。
アカメは、生まれてすぐの稚魚はわずか10cm以下ほどですがそれからしばらくして幼魚のころになると20cm以上の大きさになりさらに、大人の成魚のころになると1m以上に成長するといわれています。
そのため、飼育を考えるのなら成魚になったときの体長を計算にいれて大きめで深めの水槽を選んでおく方が良いといわれているんです。
水温
アカメを飼育するための水温は10℃から30℃と幅広いといわれています。
もともと、高知県の四万十川周辺や宮崎県などの温かい地域で生息していたことから高い水温の方が育ちやすいといわれています。
それでも比較的丈夫なため冬場の低い気温にも対応することも確認されているようですね。
水質
アカメは海水と淡水の交差している汽水域で生息しているといわれていることから飼育するときは気になるのは水質ですよね。
海水に近い水質が良いのかそれとも淡水が良いのか難しいところでしょうが、飼育する際は稚魚や幼魚の頃は淡水で育ち成魚になると海水に移動するといわれているアカメですので、稚魚や幼魚の頃は自然界と同じく淡水での飼育で、大人になるにしたがって少し塩分を補充すると良いといわれています。
アカメの餌
アカメは肉食魚だといわれており、自然界では小さな魚やエビやカニ貝類などを捕食して過ごしているといわれています。
水槽での飼育の場合は、自然界ほどアカメのお気に入りの小魚やエビなどの甲殻類は手に入らないことも多いでしょう。
そこで、一番手軽なのが赤虫やミミズ、ミナミヌマエビなどの冷凍餌を与えてあげると良いといわれています。
ただ、同じような動物性たんぱく質ばかりを与えると栄養価が偏ってしまい弱ってしまうため、栄養バランスの良い人工餌も与える方が良いとされていますが、人工餌にはあまり食いつきが良くなく、成長の速度が遅かったり、体力が無くなったりすることも問題視されているようです。
活発に泳ぐアカメですので、カロリーの消費も激しいためある程度高カロリーの餌を与えてあげなければ体力が持たないようなんです。
混泳について
アカメは、もともと気性の激しい魚のためあまり混泳には向いていないといわれています。
体が大きいことと激しく泳ぎ回ることで、同じような気性の魚だとぶつかり合うことも多いといわれているんです。
また、アカメよりも弱い気性の魚だと逆に相手の魚を弱らせてしまうこともあるためできれば単独での飼育が望ましいといわれているようです。
まとめ
いかがでしたか?
アカメの飼育方法や与えるエサは何がいい!?についてご紹介しました。
アカメは丈夫な魚ですが、飼育は難しいといわれているようですね。
餌や水質の管理、混泳など気をつけなくてはいけない点が結構あるため、飼育初心者には向いてないのかもしれません。