ディスカスはその外見からも、人を魅了する人気の高い魚です。
しかし、いざ飼育してみると、様々な問題に直面することがあります。
いくつか起こりやすい問題があり、その中の1つである「怯え(おびえ)」。
この状態とは、隅っこに隠れたり、バタバタとケースにぶつかったり逃げ惑うことがあり、これが怯えです。
では、いったいどういう状況でそうなってしまうのか?
なった時にはどうすれば良いのか?を調べてみましょう。
ディスカスの水槽の水換え後に怯えるのはどうして?
ディスカスはとてもデリケートな魚です。
個体差はありますが、基本的に神経質で憶病と言われています。
それゆえ、新しい環境にも敏感で驚いてしまいます。
水を綺麗に保つのは重要で、こまめな手入れが必要ですが、このとき怯えが出ることがあります。
まずは水換えの手順を見直します。
- phの低い水を用意し、「ゆっくり」と入れます。
- 水換え後はph6.5~6.8ぐらいを目安にしてください。
隅っこにみんなで固まっていたり、物陰に隠れて出てこなかったりしている時に、ph測定をしてみると、7.0を超えている場合が多いはずです。
少しの差ですが、この少しがディスカスには命取りになります。
水槽を置く場所は、人通りの少ないなるべく静かな場所にします。
そして、水換えをする飼い主さんの姿には慣れさせるように、毎日近くに座ってみたり見せてあげてください。
様子がおかしいと思ったらすぐに対処をし、何が悪かったのかを考えます。
この怯えも、放っておくとエサを食べなくなり拒食症になる可能性もありますので注意しましょう。
まとめ
ディスカスの飼育はとても手間や時間がかかりますが、その分、可愛さも倍増です。
日々の観察や手入れが難しい方には不向きかと思います。
水換えも量を考えながら排水を手早くし、新水をゆっくり入れる。
様子を見ながらph測定は必ず行う。
この作業だけでも慣れるまでは大変です。
しかし、手間がかかる程に愛情が湧くのもあることで、自分の作った良い環境で育っているのを見ると嬉しくなりますよ。