カクレクマノミを飼い始めて飼育がうまくいくと、次は繁殖を目指したいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実はカクレクマノミの産卵については、何年もペアを飼育していてもペア同士がただの同居人としか把握できず、なかなか産卵をしないということもあるようです。
それではなぜ産卵する場合としない場合があるのか、産卵の徴候や産卵を促すための条件についてご説明します。
カクレクマノミの産卵の徴候は?
まずは、産卵する時の徴候についてみてみましょう。
産卵する前に見られるのが、オスがブルブルとメスに対して体を震わせる動作です。
魚同士、相性が良いことがわかります。
また産卵場所が決まると、カクレクマノミが産卵場所となるライブロックなどを口で掃除し始めます。
そしてメスのお腹が膨れ始めると、産卵がいよいよ近づいていることがわかります。
カクレクマノミの産卵の条件は?
では、どうしたら産卵を促すことができるのでしょうか。
一番大切なのが、餌と環境を整えてあげることです。
産卵する体力をつけるためにもまずは、栄養価の高い餌をできるだけ沢山与えます。
産まれてくる卵に栄養を行きわたらせるためにも、栄養が必要です。
産卵をしやすい環境をつくるには、大きめのイソギンチャクを入れてやると良いと言われています。
イソギンチャクがなくても産卵をすることがあるようですが、イソギンチャクがあることで、本来住んでいたところに近い状態を再現することができ、魚がより安心できるようになります。
そのほかにも、餌を多めに入れることで水質が悪くなりやすくなりますので、水は常に綺麗に保つことが大切です。
また、水温を維持するなど、カクレクマノミに負担を与えように細かなお世話をしてあげるよう心がけてください。
産卵の経験があったり、魚が成熟していると産卵をしやすいとも言われています。
個体差もありますので、焦らずにお世話をしながら産卵を待ちましょう。
まとめ
餌を与えることも住環境を整えることも、特別な装置などは必要なく簡単に出来ることばかりなので、繁殖を望んでいる方はお手軽に実行していただけるのではないでしょうか。
条件を整えて、ぜひ可愛い稚魚を育ててみてください。