ネオンテトラは鮮やかな青と赤のラインが特徴的で、飼育がしやすいことから初心者にも人気の熱帯魚です。
しかし、そのネオンテトラを繁殖させることは、飼育に慣れている人でないと難しいと言われています。
今回は、そんなネオンテトラが産卵した場合の孵化の日数や期間についてをご紹介していきます。
孵化までの流れについて
産卵から孵化までの期間
ネオンテトラを繁殖させる場合、メスのお腹が大きくなったタイミングで産卵用の水槽を用意します。
産卵用水槽に先にオスを入れ、その翌日にメスをいれます。
その後、オスがメスにアタックすれば1~2日の間に産卵が見られます。
もし産卵が見られない場合は、オスを変えて様子を見ると良いでしょう。
産卵が見られたら、メスのお腹が平らになっていることを確認してから親ネオンテトラは元の水槽に戻します。
産卵用の水槽は暗い状態を保ち、卵の孵化を待ちます。
ネオンテトラの卵は、順調であれば1日ほどで孵化すると言われています。
孵化から成長までの期間
- 産後~4日目
産後から4日目までは、稚魚に餌や水換えを行うことは非常に困難です。
そのため、この期間の稚魚は完全に放置しておいて大丈夫です。
早めに泳ぎだした稚魚については、産卵時に水槽にまかれたごく小さな原生動物を餌とすることができますので安心してください。
- 5~10日目
この時期になると、水槽内で静止しがちだった稚魚も少しずつ遊泳力がついてきます。
この時期の餌としては、冷凍ワシムを中心に与えましょう。
後半は、孵化したてのブラインシュリンプ少しずつ与えてあげるのも良いでしょう。
稚魚の餌は、親を産卵用水槽に移す前にあらかじめ準備しておく必要があります。
- 10日以降
孵化してから10日を過ぎると、稚魚はブラインシュリンプを完全に食べられるまでに成長します。
ここからは、急激な水質変化に気を付けつつ、落ち着いた環境で育てていきましょう。
ネオンテトラの稚魚は、緩やかな水質の悪化には強いですが、水換えなどによる急激な水質の変化には非常に弱いため、細心の注意が必要です。
孵化して30日後には8~9cmほどに成長し、40日後には色素細胞が発色し始めます。
この頃から、ネオンテトラの特徴である青と赤のラインが少しずつ見え始めます。
孵化して50日後には、同じ水槽内を親子で泳ぐネオンテトラの素敵な姿を見ることができます。
まとめ
今回は、ネオンテトラが産卵した場合の孵化の日数や期間についてご紹介しました!
ネオンテトラの繁殖は難しいと言われていますが、丁寧なお世話と細心の注意で卵を育て水槽内に新しい命を誕生させられたらとても素敵ですね。