初心者には育てにくいと言われるアロワナですが、水温、水質に気をつけていれば、幼魚であっても、60センチを超える大きさに育てるのは、そう難しいことではありません。
が、どんな魚でもそうですが、幼魚の時は、様々な病気に抵抗するだけの体力がありませんので、成魚以上に慎重に見ていくことが必要になります。
例えば、幼魚時にもっとも発生しやすい拒食トラブルについてです。
どのような対処を行えば、良いのでしょうか。
アロワナの幼魚時に発生しやすい拒食について
幼魚時に発生する拒食の原因は、大きく分けて3つあると考えられております。
一つ目は、水槽内の水温にストレスを感じている場合です。
アロワナが好む水温は、26~30℃とされておりますが、26℃ではストレスを感じているのかもしれません。
また、30℃では、心地よい泳ぎができないのかもしれません。
まずは、水温を細かくチェックし、飼っているアロワナの最適な水温を探してあげましょう。
続いて、水槽のサイズについてです。
まだ小さいから、このサイズで大丈夫であろうは、危険です。
ちなみに、幼魚の大きさが10センチであれば30~45センチの水槽になり、10センチを超え、泳ぎが活発になってきた場合には、60センチの水槽を用意してあげましょう。
最後は、餌です。
毎日同じ餌を食べ続けていると、人間同様、アロワナも飽きてしまう可能性があります。
そんな時は、餌を変えてみましょう。
アロワナだから、昆虫を食べる。
人工餌はあまりやりたくない。
人間の勝手な考えは、通用しません。
拒食が長く続くと、アロワナの体調にも大きな影響を与える恐れがありますので、まずは、餌を数種類用意し、与えてみることから始めましょう。
餌の回数は?
ちなみに、餌の回数は、1日2~3回。
量は、個体差がありますが、冷凍の赤虫の場合、10センチ前後の幼魚であれば、1回分は小スプーンに軽く1~2杯になります。
5~10分ほどをかけて、ゆっくりと食べさせてあげましょう。
まとめ
アロワナの幼魚が拒食になった時は、水槽内の環境を見直すことが、もっとも大切です。
もし、単独飼いではなく、他の魚と混泳させている場合にも、注意が必要です。
水温、餌、水槽サイズに問題がない場合には、混泳を疑い、単独飼いへと変更させることをおすすめします。