飼育しているエンゼルフィッシュの口が赤くなったりしたら、ちょっと驚きますよね。
それは病気です。
エンゼルフィッシュの口が赤くなる病気についてご紹介致します。
エンゼルフィッシュの口が赤くなるのは病気のせい!?
エンゼルフィッシュの口が赤くなってしまうのは、口腐れ病という病気です。
口腐れ病はカラムナリス菌とういう菌が感染して起こる病気です。
カラムナリス感染症ともいいます。
カラムナリス感染症は発症する場所によって、エラ腐れ病、ヒレ腐れ病とも言われます。
口腐れ病の症状としては、口腔や口部周辺が赤または黄色の炎症をおこします。
進行すると、ただれたり、眼球のくぼみや腫れぼったくなり、口の先端から黄色、灰白色に変化し患部組織はボロボロと崩壊しやすくなります。
発病した魚は食欲が衰え、注水口によったり、物陰で静止、または水面を浮遊し群れから離れることが多くなります。
餌がとれなくなるため衰弱していき、大事にいたります。
治療としては口ぐされ病は餌がとれなくなるため、薬浴が中心の治療となります。
感染したエンゼルフィッシュを見つけたら隔離します。
塩水浴と薬浴で対応します。
薬浴は市販のバラザンDやグリーンFで対応します。
薬浴を始めると一時的に症状が軽くなり治ったように見える時がありますが、エンゼルフィッシュの体内の細菌はそう簡単にいなくなりませんので、薬浴の期間は連続して1週間はするようにしましょう。
ネットにはイソジンやココアで対応できると書いてある記事もありますが、イソジンもココアも科学的根拠はありませんし、市販の薬のように症例実験をしているわけでもないので試す時は自己責任でお願いします。
まとめ
エンゼルフィッシュの口が赤くなるのはカラムナリス菌が起こすカラムナリス感染症が原因でした。
口腐れ病になると餌がとれなくなってしまうので早期発見、早期治療が大事になってくると思います。
また、エラ腐れ病、尾腐れ病もカラムナリス菌が原因でおきることがあります。
エラ腐れ病や、尾腐れ病の場合も薬浴と塩浴で治すことができます。
飼育してるエンゼルフィッシュが病気になったら早めに対処して元気にしてあげましょう。