コリドラスは南米に広く分布するナマズの仲間で、愛嬌のある顔とユニークな仕草などから人気の高い熱帯魚です。
コリドラスは驚くほど種類も多いです。
そんなコリドラスですが、コリドラスは環境によって色が変わるとか?
本当でしょうか。
この記事では、環境によって色が変わるコリドラスについてまとめています。
コリドラスには環境によって色が変わるものがある?
コリドラスは、環境によって体の色が変わることがあります。
底床が体の色を変えることがある
水槽の底層を生活圏とするコリドラスは、底床の色に体色が影響されることがあります。
体色が濃い種類のコリドラスは、明るい底床では体色が飛んでしまう(体色が薄くなる)ため、底床には落ち着いた色彩のものが適しています。
明るい底床(底砂)で体色飛びを防ぐ方法としては、レイアウトなどで影になる部分を使って底床が明るくなり過ぎないように工夫するという方法もあります。
底砂は必要なの?
熱帯魚を飼育する際に水槽の底に敷く砂(底砂)は、飼育する熱帯魚の種類によりますが、絶対に必要であるというわけではありません。
コリドラスの場合も、底砂が敷いてなくても飼育することは可能です。
底砂を敷かない飼育環境を「ベアタンク」いい、ベアタンクには、掃除が楽になる、病原菌の温床を作る可能性が低いなどのメリットがあります。
デメリットは、生物濾(ろ)過の低下による水質の不安定化、水槽内の景観が寂しく見えるなどです。
また、コリドラスは底砂をほじくって餌を探す習性があるので砂が無い環境はストレスになるのではないかという意見もあります。
底砂を敷く理由とは?
水槽の底に砂を敷く主な理由は、
- 水草を植えるため
- 自然と近い状態を作る
- 景観を良くする
- 有害物質を分解してくれるろ過バクテリアの住処となる
- コリドラスの体色の色揚げ(底砂によって体色を濃くする)
などです。
コリドラスの飼育に使う底砂を選ぶ時の一番の注意点は、コリドラスが傷つかないように角が尖っていないものを選ぶこと、そして砂を掘り起こして餌を探す習性のために小粒の物を選ぶことです。
まとめ
コリドラスが底砂を掘って餌を探すしぐさは可愛らしく、眺めていれば癒されるというのも底砂を敷くメリットと言えるでしょう。
底砂の色によってコリドラスの体色が変化するのは健康面には問題がないようです。
しかし水質悪化や急激な水温変化などによる体調不良や病気の初期症状でも体色に変化が見られることもあります。
コリドラスは丈夫な部類に入りますが、環境作りは非常に大切です。