飼育方法が簡単で、初心者でも飼育しやすい魚と言えばオトシンクルスがあげられます。
オトシンクルスは病気にかかりにくく、水槽に発生する苔などを食べてきれいにしてくれることから、単独飼育はもちろんのこと、他の生物の混泳相手としても非常に人気の高い魚です。
しかし、適切な飼育環境を整えてあげないと、長生きできないことは他の生物と変わりはありません。
オトシンクルスは水温の変化にとても敏感なので、水温のチェックはこまめに行わなければなりません。
今回はオトシンクルスを飼育するうえで知っておきたい、適切な水温についてまとめてみたいと思います。
オトシンクルスに適した水温は?最低何度まで耐えられる?
先ほども申し上げましたが、オトシンクルスは水温の変化にとても弱い魚で、いきなり水槽にいれたりすると亡くなってしまうこともあります。
ですので、はじめに水合わせをするようにしてください。
オトシンクルスが入っている袋を飼育に使う水槽に入れ、少しづつ水温を合わせていきます。
これが一般的な水合わせの方法になります。
観賞魚などを扱うペットショップなどでも、この方法がとられているようです。
次にオトシンクルスに適した水温について説明します。
オトシンクルスは本来、ペルーやコロンビアなどの南米の国の河川に生息している生物ですので、25度程度の比較的高い水温の水を好みます。
ですので、気温が下がる秋場から冬場にかけては、ヒーターとサーモスタットを使って水温を調節しなければなりません。
正常に活動していられる水温は約15度程度までと言われており、それを下回ると、病気になったり、最悪亡くなってしまう危険もあります。
それほど水槽内の水温は、オトシンクルスを飼育するにあたって重要になるのです。
まとめ
今回はオトシンクルスに適した水温についてまとめてみました。
水温15度を下回ると命の危険まで出てくる程水温に敏感な魚なので、別の生物と混泳させる際には、注意が必要ですね。
水温の他にも、水質や餌の問題など、気を使わなければならない要素は多いですので、初心者でも簡単に飼育できるという売り文句に油断してはいけません。