水草水槽において小型の熱帯魚が群泳する姿はとても風情があり、光の差し込みや、薄暗い部屋で間接照明を浴びたカージナルテトラやアフリカンランプアイは幻想的な空間を私たちに提供してくれます。
特にアフリカンランプアイは半透明でグレーの一見地味な体色ではありますが、目の周りを青白く光る蛍光色がとても美しく魅力的です。
アフリカンランプアイが群泳する姿をうっとり見ていると時間を忘れてしまいますよね。
特にアフリカンランプアイのオスは成魚になると、背びれから尾びれにかけて黄色みかかったオレンジ色に変化し、明るい場所でもきれいに見ることが出来ます。
華やかさはないもののアフリカンランプアイには落ち着いた色調からは考えられない独特の煌びやかさを感じとれます。
昔からランプアイを愛好する人が絶えないのがその人気を物語っていますね。
アフリカンランプアイの大きさって?小型魚なの?
アフリカンランプアイは熱帯魚の中では成魚でも3cmほどと小さく小型魚の部類に属します。
特徴として口が小さいためタブレット状の餌は大きすぎて食べることが出来ません。
その小ささから他の大きな魚に捕食されてしまう可能性もあるため、混泳には他種の選定に十分な配慮が必要です。
基本的に身体の小さな熱帯魚は体力が体相応に低く、輸送時などの体力が必要な状況を経験すると著しく体力を消耗します。
場合によっては重篤な事態になりかねません。
アフリカンランプアイの寿命は約3年といわれており小型魚の割には長いと言われていますが、十分管理された環境で良質な餌を食べていれば5年は生きるという報告もあります。
【アフリカンランプアイ(Aplocheilichthys normani)】
ランプアイとの名前通りライトを当てると目の上が青く光る。その上品な体色は水草を邪魔すること無く自然の風景を思わせ、水草水槽の上級者にも愛される。 pic.twitter.com/LuRdPhIuZm— 熱帯魚図鑑 (@tropiclfish) 2018年6月18日
まとめ
アフリカンランプアイは熱帯魚の中では小型魚に分類されているようですね。
丈夫な魚で時として『パイロットフィッシュ』として水槽立ち上げの魚として名を馳せることもありますが、もともと小型魚の宿命ともいえる体力の無さが時として生命の危機をもたらす可能性もあります。
しかし飼育者の愛情があれば長生きさせることは決して難しくありません。
アフリカンランプアイにとって、住みやすくストレスのない環境を与えていくことが出来るのはまぎれもなく私たち飼育者です。
大切に育てて楽しいアクアリウムライフをエンジョイしましょう。