アフリカンランプアイは西アフリカ原産、ニジェール川流域のナイジェリア、カメルーンに生息する小型熱帯魚になります。
グレーに光沢を付けたような灰色の体色は一見地味ですが、目の付近に青白い蛍光色が印象的で照明を落とした室内で特に際立ちます。
群れを成す習性があることから群泳に向き、主に中・上層を好んで泳ぎます。
臆病で温和な性格なことから多品種との混泳に向き、アクアリウムでも人気の高い品種です。
また、丈夫で安価なことから水槽立ち上げ時の『パイロットフィッシュ』としても選ぶ方も多く、とても汎用性の高い熱帯魚と言えます。
丈夫といっても弱点もあります。
小型種が故ということもありますが、体力が少ないため輸送時や高ストレスを受ける環境には長く晒すことは生命の危機に繋がり、病気の発症もしやすくなります。
比較的古い水(水換えをしない状態)や硝酸塩が蓄積した水質(Ph値が変動しやすい)には弱いため、まめな換水(最低週2回)を行うことで水質を維持する事をお勧めします。
アフリカンランプアイの寿命は?飼い方で変わる?
小型の熱帯魚の平均寿命は2~3年と言われます。
総じて生き物は大きさ(体重)に比例して長生きすると言われ、哺乳類最大と言われるシロナガスクジラで寿命が80年から110年、対してネズミだと5年程度といわれ、これを熱帯魚に当てはめると納得がいくのではないでしょうか?
アフリカンランプアイは小型種であるネオンテトラやグッピーなどと同じく2~3年が寿命と言われますが、適正に環境管理がなされ、良質な餌を与えられた個体で5年ほど生きたという報告もあるようです。
水質と温度管理が寿命に影響する
水槽飼育はまめな清掃や水換えを怠ると、直ぐに水質汚染など環境悪化につながります。
もちろん一気に水換えを行うのではなく、4分の1くらいを数回に分けて水槽内の状況を良く観察しながら行うのがベストです。
また、熱帯魚が快適に暮らせる温度帯をいかに維持するかも重要な要素です。
そのために冬はヒーター、夏はクーラーを使用し、水温の変化を極力抑えていくことが必要です。
まとめ
アフリカンランプアイの寿命は小型魚の平均である2~3年です。
飼育方法によっては5年も生きた報告があるようですが稀のようですね。
寿命に大きく影響するのは水質と温度。
飼育者は常に水槽内の状況を把握し大切な魚が体調を崩さないように愛情を持って見守りましょう!