ミナミヌマエビは、穏やかな流れの川や池に生息し、寿命は1~2年と比較的短い方ですが、繁殖しやすく、飼いやすいとあって人気ですね。
しかし、繁殖をするために、卵が産まれても孵化するまでは、緊張が続きますよね。
孵化する前の前兆とは一体どういうものなのか詳しく説明していきたいと思います。
ミナミヌマエビの卵には孵化前兆がある
野生のミナミヌマエビは、春から夏にかけて繁殖するので、繁殖しやすくするためには、水温を20℃前後に保っておくといいかもしれません。
また、しっかりと餌を与えて、栄養をとっておくといいですね。
ミナミヌマエビのメスは、1個ずつ卵を産んで、その卵をおなかに抱えて過ごします。
孵化するまでは、水温により異なりますが、だいたい2週間から4週間ほどで孵化すると言われています。
孵化の前兆で、一番分かりやすいのは、卵の色が黒っぽい色から透明になってきたら、ミナミヌマエビの黒い「目」が見えてくることです。
目が見えてきたら、孵化はすぐそこです。
稚エビは、卵の中で過ごして、体長2ミリほどの大きさになったら孵化します。
およそ1年で、オスは2センチ、メスは、3センチほどに成長します。
1年でかなりの成長をするんですね。
孵化するまでは、どきどきしますが、気長に待ち続けるしかありません。
まとめ
ミナミヌマエビの「目」が見えてきたら孵化も近いと分かりましたが、繁殖を成功させるためにも、なるべくメスにストレスを与えないように気を付けたいですね。
急な水質変化などによって、メスは脱皮をしてしまう場合があります。
脱皮をしてしまうということは、おなかに抱えている卵もいっしょに落としてしまいます。
孵化直前にそうならないように、水質と水温をくれぐれも保ってあげるようにしてくださいね。
そうすれば、うまくいくはずです。
また、産まれた稚エビも1~2ミリととても小さいので、水槽内にある吸水フィルターなどに吸い込まれないように注意することが必要です。
稚エビの誕生が待ち遠しいですね。