コリドラスはどんな繁殖行動をするのでしょうか?
コリドラスを飼っていて、疑問に思ったことはありませんか?
実は、コリドラスは変わった繁殖行動を起こします。
見てみたいと思いませんか?
また、コリドラスが産卵する前に、卵をかえす準備をしないといけませんよね。
別の水槽や水草、稚魚を育てるスペースなども必要になってくると思います。
そのとき、コリドラスが産卵する前の行動が分かっていれば、対処しやすいのではないでしょうか?
そこで、今回はコリドラスがどんな繁殖行動を示すのか紹介します。
コリドラスの繁殖行動とは?
産卵前のメスはお腹に卵があるせいか、少しお腹がふっくらとしています。
繁殖期のオスとメスを一緒の水槽に入れておくと、オスがメスを追いかける「追いかけっこ」を見かけることがあります。
この行動が見られたら、間もなく産卵が近いという合図です。
追いかけっこでは、1匹のメスが複数のオスに追いかけられることが多いです。
このとき、コリドラスたちは水槽の底や上の方を泳ぎ回ります。
追いかけっこの1日後くらいに卵が見つかることが多いですが、追いかけっこがあったからといって必ずしも産卵が行われるとは限りません。
追いかけっこの後でメスがオスを受け入れ、ペアができると、Tポジションというコリドラス特有の交配を行います。
Tポジションでは名前のようにメスがオスのお腹の部分に口を付け、体液を口に含みます。
このとき口に含んだ体液が、卵に届けられることで接合します。
メスはお腹のヒレに卵を産み、卵をくっつけるために水槽内を泳ぎ回ります。
卵は水草があれば水草の上や裏などに、なければ水槽のガラスなどにくっつきます。
見つけたら指でそっとはがし、別の水槽に隔離して育てていきましょう。
卵は時間が経つと柔らかくなり、はがれにくくなるので、見つけたらすぐに取るようにしてください。
コリドラスは追いかけっことTポジションを何度も繰り返し、たくさん卵を産みます。
そのため繁殖がうまくいけば、増えすぎて困ってしまうことも…。
そんなときは、ショップで引き取ってもらうことができますよ。
また、交配は違う種類同士でも起こることがあるため、雑種を産ませたくない場合は、1種類のコリドラスのみを水槽に入れるようにしてください。
まとめ
今回はコリドラスの繁殖行動の特徴について紹介しました。
コリドラスの追いかけっこは繁殖前に見られる行動だったんですね。
若すぎたり高齢のコリドラスは追いかけっこを行わないので、追いかけっこが見られたらグループごと別の水槽に移すことで、繁殖の確率が上がります。