世界にはシクリッドと呼ばれる種類が1300種にもなると言われています。
ドワーフシクリッドってどんなシクリッドなの?と思う方も多いのではないでしょうか。
ドワーフと言う品種のシクリッドは存在しません。
ドワーフとは小型種のシクリッド全般をさしています。
成魚で10cm前後のシクリッドがドワーフと言うのが一般的のようです。
目次
ドワーフシクリッドのなかで飼育しやすい種類は?
シクリッドは縄張り意識が強い為に、性格的には狂暴?な性格の持ち主が多いです。
このシクリッドは、性格さえなんとかなれば、ある程度は環境適応能力が高い種類も多いので、初心者の方でも飼育しやすいのが特徴的と言っていいでしょう。
また成魚の色も種類によってさまざまなので、飼育する場合にも色が鮮やかな物が好まれています。
アノマロクロミス・トーマシー
アフリカンシクリッドになります。
シルバーの体にブルーのスポットが全体にあるので非常に綺麗なシクリッドになります。
ドワーフシクリッドを飼育や繁殖するには容易な種類となります。
シクリッド初心者向けの入門編の様な種類です。
ペルヴィカクロミス・プルケール
アフリカシクリッドになります。
基本はシルバーグレーの体ですが、腹部はピンク・顔と尾びれには黄色・背びれにはオレンジの色が入っていてとてもカラフルなシクリッドです。
ドワーフシクリッドの入門編の種類になり、飼育や繁殖も容易に行えるのが特徴です。
アピストグラマ・イリニダエ
アメリカンシクリッドになります。
ヒレの部分が非常に大きくなっているので、見た目は全体が楕円形に見えますが、スマートなシクリッドになります。
興奮すると背びれに斑模様が浮かび上がってきます。
ドワーフシクリッドの中でも比較的飼育や繁殖を行える種類になります。
ドワーフシクリッドを飼育する際に必要な設備
ドワーフシクリッドを飼育するに当たっては、やはり水の管理が重要になってきます。
いくら環境適応能力が高いシクリッドと言えども適さない水では生息はまず不可能です。
そのシクリッドに合わせた水の環境ではるphを合わせる必要があります。
- 水槽30cm又は45cmの水槽を2個
- ph測定器又は試薬
- 硝化作用が取り入れられているフィルター
- 保温器具
- 照明とタイマー
これくらいが最低限度必要な設備になります。
特に注意しなければならないのは、水換えです。
ただ単純に水換えをするのではなく、ph値やバクテリア等の環境を同じ様にしなければシクリッドといえども元気がなくなってしまったりします。
意味のある水換えをしなければならないと言う事です。
また、魚の状況をより理解する目も必要となります。
やけに攻撃的だったりした場合には何らかのトラブルが水槽内に有るわけですから、何が原因かを追究する目が大事になってきたりもします。
まとめ
ドワーフシクリッドの飼育について紹介してきました。
基本的には飼育しやすいと言われているシクリッドですが、生きものですから、全てが飼育繁殖しやすいとは限りません。
ただ単純に水槽を眺めるだけではなく、手入れや環境などを考えながら飼育していくのがいいのではないでしょうか。