オイカワは河川の中流から下流の流れのある場所に生息しています。
そのため飼育するにあたっても水槽内に適度な水流を作ってあげなくてはいけません。
また、オイカワは水温が上がりすぎると弱ったり亡くなってしまいます。
今回はオイカワを飼育する上での水温と水流のつくり方についてご紹介します。
オイカワを飼育する際の水温の管理について
オイカワは夏場の高温に弱い魚です。
釣りをされたことのある方ならご存知かもしれませんが、オイカワを釣り上げてバケツに放しておくとバケツの水の温度の高さと酸素の不足で数分後にはひっくり返って苦しそうな様子になります。
オイカワを飼育する際には水温を20℃から25℃以内になるように、直射日光の当たらない涼しい場所に水槽を設置しましょう。
夏場の暑い日にはフィルターやエアポンプを強めに稼働し水槽内の水の循環を行いつつ水槽用のクーラーを使用して水温が上がらないように管理します。
水温が上がりすぎると酸素の量が減り酸欠になったり、エロモナス感染症にかかってしまいオイカワが弱ったり亡くなったりします。
オイカワを飼育する際の水流のつくり方
オイカワは遊泳力が高く河川の水流のある場所に生息しています。
そのため、水槽で飼育する際にも人工的に水流を作り、自然に近い状態を演出するようにしましょう。
水流は水質を管理するためのろ過装置の設置でも生み出すことができますが、エアポンプの設置でより自然に近い水流を作り出すことができるため、水流に向かって元気に泳ぐオイカワを鑑賞することができます。
オイカワの遊泳力はとても高いので十分泳げるスペースを確保し、ジャンプして水槽から出てしまわないよう金網などで蓋をしておきましょう。
まとめ
オイカワは比較的飼育しやすい淡水魚ですが、全くの放置でよいというわけではありません。
自然界で生きていた時のような環境をつくり、オイカワにストレスのない住処を提供してあげましょう。