熱帯魚を飼育して最初の頃は2匹、3匹と徐々に増やしていくと思いますが、中には最初から10匹くらいから飼い始める人もいるかもしれませんね。
確かに1匹とか2匹とかでは物足りなく感じてしまいますし、水槽の中で色とりどりの熱帯魚が遊泳している姿は見た目にも華やかで楽しいものです。
ただ単種だけの魚を何匹も飼うのならあまり問題はないのかもしれませんが、複数の種類を混泳させるのなら熱帯魚にも相性がありますので、魚の選択には気をつけなくてはいけません。
特にディスカスは成長すると性質的に気が強くなる傾向があります。
こちらではディスカスの混泳飼育についてご紹介します。
ディスカス飼育で混泳は可能か?
ディスカスはもともと自然界では水中のごく小さな動物を捕食している熱帯魚です。
幼魚のときにはお互い小さいので同じ水槽で飼育することも可能ですが、ディスカスの成魚は15cm~20cmにまでなります。
そのためディスカスよりも小型の生物はすぐに捕食されてしまう恐れがあります。
特にグッピー、ヤマトヌマエビなどはあっという間に捕食されてしまう可能性があるので不向きです。
エンゼルフィッシュは、15㎝ほどでディスカスと同じくらいの体長なので捕食される心配はありませんが、気が強いので争う恐れがあるため混泳は無理です。
ディスカスを複数で飼育するのなら単種(ディスカスのみ)で飼育したほうが、間違いが無く失敗もすくないと言えます。
またペアの2匹で飼育するかそれ以上なら5匹~6匹くらいで飼育したほうがトラブルが少ないようです。
3匹で飼育すると2匹が1匹をいじめたりする傾向があるので、3匹の飼育は避けたほうが無難です。
まとめ
ディスカスはディスカス同士で飼育するのが安全なのですが、どうしても他の熱帯魚を入れたい、または入れなければいけないのなら、コリドラスが比較的に問題が少ないかもしれません。
コリドラスは水槽の底でディスカスは水中を泳ぐ魚なのでテリトリーが違いますので争いもなく問題は少ないと考えられます。
ただしどの魚にも固体によって相性がありますので、絶対とは言えず試してみないとわからないということは付け加えておきます。