熱帯魚の中でも絶大な人気を誇る「ディスカス」。
今では飼育している方も多くなってきており、一般のオーナーさんでも繁殖にチャレンジしている人も多いはず。
そして、このディスカスには特徴的な、体着というものがあります。
無事繁殖に成功し、卵を産みつけると、そこへ親魚が近寄り皮膚に子供たちが引っ付くことです。
守って大切に育てているこの光景には感動ものです。
そんな大事な時期、色々気に掛けることは出て来る中で、照明についてお話していきましょう。
ディスカの体着時の照明はどうすればいい?
まず体着させるには、暗くすることが重要ですのである程度暗いはずです。
昼間は水槽上部の照明は消し、新聞紙やタオルなどを水槽に被せたりも効果的です。
これは、人が良く通ったり光の激しい場所にいる場合は必ずかけてください。
元々、臆病で敏感な個体が多いディスカスなので、ストレスになります。
では、真っ暗が良いのかというと、そうではありません。
灯が全くなくなった状態になると、親魚がパニックを起こし卵を食べてしまう事があります。
また、接合したディスカスの卵は、ペアで24時間体制の世話により、通常約2~3日後に孵化が始まります。
この間、ペアはヒレや口で新鮮な水をあげたり、産みつけた卵の中から無精卵を取り除いたりと昼夜を問わず行われますので、そのために夜の照明は必要です。
1日中照明を見てるわけにもいかないので、タイマーを利用するのが良いでしょう。
夜は薄暗い程度の照明をつけておき、朝~昼間は消えるように設定します。
光のイメージは、月明かり。
スイッチの切り替えで、色を変えられるものもあり、ホワイトだけではなくブルーなどを使用してみても良いかもしれません。
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— ムツ大郎 (@taro_mutsu) 2016年11月30日
まとめ
この体着の光景は、なんとしても見たいところだと思いますので、新聞紙やタオルなどで囲っている隙間から、ちょっと覗いてみたりする事は大丈夫です。
若いペアだと卵を食べてしまう恐れがあるので、防ぐアミなどをかけておきます。
あとは、ペアで育ててくれるのでそっと見守りましょう。
思い余って何か手助けをと、手を出してしまう方が逆効果なので、照明や環境を整え任せておいてくださいね。