ペットとして、観賞魚としてとても人気のあるアロワナ。
優雅に泳ぐ姿や、成長するととてもたくましく大きくなるので飼ってみたいと思う人も多いと思います。
しかしこのアロワナ。
ペットショップや専門店で売られている以外に見かける機会は少ないのではないでしょうか。
今回は、野生のアロワナが日本に生息しているかどうか調べてみました。
野生のアロワナは日本にいるのか?
ひとくくりにアロワナといっても、いろんな種類がいます。
南アメリカ産のアロワナもいれば、アジアアロワナと呼ばれる種類も存在しています。
しかしアロワナ自体は外国の魚であり、日本には存在していません。
「水辺で見かけたことがある」というのは、おそらく、ペットとして飼っていた人が、飼育放棄をしてしまった元ペットのアロワナであると考えられます。
ワシントン条約というものが存在しており、そもそも外国の生き物が日本に輸入する際には厳しい制限や条約をクリアし、決まった個体数が輸入されます。
これは、その国にそもそも存在している生き物の生態系を崩すことを防ぐためです。
しかし悲しいことに、日本では数多くの生き物が飼い主の身勝手により野生化してしまうケースが数多く報告されています。
テレビやインターネットなどでよく目にするブラックバスも、外来種と呼ばれる生き物であり、現在でも日本の生態系を脅かす非常に厄介な存在となっています。
しかしこれらは、その生き物自体が悪いのではないのです。
違法に密輸されてしまったり、またペットとして販売したものを、飼い主が放棄し、安易に野生に放つことによって起こってしまうことなのです。
まとめ
生態系は然るべきして存在しているので、それを人の手で崩してしまうのは大変危険なことです。
しかし、生き物に罪はありません。
私達ができることは、生き物を飼う際には、責任をもってきちんと最後まで面倒を見ること。
けして飼うことができなくなったから、と安易に野に放つようなことはしないこと。
どれも大切なことです。
そして生き物に愛情をもって接し、できれば脱走などもしないようにきちんと管理することが大切になってきます。