コリドラスがひっくり返るのは主に水質悪化が原因と言われています。
水質が低下し、ストレスなどの負荷がかかることで体調に異常がでてしまうのです。
コリドラスの病気の「サイン」には、ひっくり返るほかにもあります。
おとなしく、水槽の底でじっとしているコリドラスの違う行動をとることは、深刻な異常事態である可能性があるのです。
たとえば、コリドラスが水中で浮いてしまうことがあります。
どうして浮いてしまうのでしょうか?
これは病気の一種なのでしょうか?
今回は、コリドラスが浮く現象についてご紹介します。
コリドラスが浮くのは病気?病名は?原因は?
前述のとおり、コリドラスは普段は水槽の底のほうでじっとしている熱帯魚です。
それがぷかぷかと浮き始め、水槽の上の方へ浮かんでいってしまう…それは異常のサインです。
コリドラスが水中で浮かんでしまう原因の多くは「転覆病」と言われています。
転覆病とはその名のとおり、身体がふわふわと浮かんでしまう病気です。
転覆病になる原因もさまざまですが、よく挙げられるのはエサの食べすぎなどで消化不良を起こし、体内のガスが溜まってしまうことです。
そして、水質の悪化があります。
それらによって平衡感覚や消化器官に異常をきたすと言われているのです。
転覆病になってしまったときの対応策
転覆病になってしまった場合、どうすればいいのでしょうか?
ここまで述べてきたように、転覆病の原因は複数あります。
消化不良、浮き袋の損傷など、原因によって対策法も変わってくるのです。
しかし、何が原因か正確につきとめることは困難であり、「絶対にこれをすれば治る!」という方法は確立されていないのが現状です。
今回はコリドラスが病気になった場合、よくあげられる対策をご紹介します。
塩水浴
転覆病に対し現状効果があると言われているのは塩水浴です。
ただし、すべてのコリドラスに効果があるわけではありません。
初期症状や消化不良が原因のコリドラスであれば回復が見込めるかも知れない、と言った具合です。
また、食塩の濃度が濃すぎると急激な変化に耐えられず、コリドラスがさらに具合を悪くすることもあります。
濃度の調整は慎重に行いましょう。
水温と水質の管理
ひっくり返ってしまう症状と同様に、浮く前に予防をしっかりとすることが大切です。
消化不良をおさえるためにエサを与えすぎないなど、日頃から注意しましょう。
水質はコリドラスのコンディションを大きく左右する要素です。
お掃除、水温の管理など、徹底的に管理しておくことを推奨します。
まとめ
コリドラスが浮くのは転覆病という病気である可能性が高いです。
浮いてしまう原因は消化不良、水質の悪化などがありますが、いずれにせよ日々のケアが大切ということですね。
明確な治療法が確立されていない以上、大切なのは異変に早く気づくことです。
また、病気にかかるリスクを少しでも減らすため、清掃などの予防が大切です。