水槽内のコケを食べてくれる熱帯魚の中でも、もっとも優秀とされているのがオトシンクルスです。
でも、コケもいずれは食べきってしまうことになります。
そうなる前に人工餌の餌付けが必要ですが、コケを作ってあげれば餌付けも必要ありません。
そこで、オトシンクルスの餌となる茶コケを発生させる方法について紹介します。
オトシンクルスの食べる茶コケの作り方
茶コケは、水槽のガラス面や水草の葉、流木に発生する藻のことです。
熱帯魚を飼育しているとほとんど発生するといわれています。
オトシンクルスは、そんな茶コケを好んで食べます。
コケがなくなるまではそれを餌にできますが、水槽内のコケだけでは不足してしまう可能性があります。
茶コケがなくなってしまうと、あとは人工餌で餌付けの必要がでてきます。
人工餌の場合は、それが餌であることをオトシンクルスが気づかないことも多く飢餓状態になってしまうことも。
なので、茶コケの作り方を知っておくと便利ですよ。
茶コケの作り方
茶コケの作り方はとても簡単です。
- まず、茶コケを作るために、バケツとバケツにすっぽり入るガラス板かアクリル板を用意しましょう。
- バケツに水を張ったらその中に用意したガラス板かアクリル板を入れます。
- あとは、日光がよくあたる場所にそのバケツを置いておきます。
- そうすると、自然にガラス板やアクリル板にコケが発生します。
コケが繁殖したら、そのままオトシンクルスの水槽の中に入れてあげればうまそうに食べくれるはずです。
ガラス板やアクリル板は、何枚か用意しておくと人工餌は必要ありません。
オトシンクルスは1匹か2匹ぐらいが適度
茶コケは、飼育環境によってもどのぐらい繁殖するのか量が変わります。
なので、オトシンクルスが食べる茶コケが足りなくなってしまわないように、オトシンクルスを飼いすぎないようにするのも飼育するのコツです。
オトシンクルスを多く飼育すると水槽内の茶コケはすぐに食べきってしまいます。
目安としては、60cm水槽の場合なら、オトシンクルスを1匹か、もしくは2匹程度にしておくのが適度です。
これさえ守れば水槽内の茶コケがなくなってしまうようなことはないので飼育がだいぶ楽になります。
まとめ
作ったコケを投入するときには、水質の変化や温度変化には十分注意してください。
では、この記事のポイントをもう一度おさらいしましょう。
- 水を張ったバケツにガラス板かアクリル板を入れる
- 日光がよくあたる場所に置いてコケの発生を待つ
- コケが作れると人工餌が必要ない
- オトシンクルスは、60cm水槽なら1匹か2匹が適度
オトシンクルスは、コケが足りなくならないように飼育できる数しか飼わないというのが基本になるといえそうです。