皆さんはオトシンネグロとい熱帯魚をご存知でしょうか。
オトシンネグロはオトシンクルスの一種で、オトシンクルスの中でもかなりポピュラーな種になります。
熱帯魚を扱うペットショップなどで容易に手に入れることができ、値段も安い部類になるので、広く流通している種でもあります。
水槽内の苔を食べてくれることなどは通常のオトシンクルスと共通していますが、通常のオトシンクルスとの違いはいったいどこにあるのでしょうか。
今回はオトシンクルスとオトシンネグロの違いについてまとめていきたいと思います。
オトシンクルスとオトシンネグロの具体的な違いは何?
見た目についてですが、両者に大きな違いはほとんど見られません。
強いて言えば、通常のオトシンクルスのほうが若干サイズが大きく、体色も白と黒が目立つ程度でしょうか。
内面性についてもあまり違いは見られません。
どちらのオトシンも茶ゴケを好んで食べるということは共通していますし、寿命も3年前後と言われています。
しかし、オトシンネグロには他のオトシンに比べ繁殖がしやすいという大きな特徴があります。
一般的にはオトシンクルスは繁殖が極めて難しい生物として知られているのですが、オトシンネグロだけは例外的に繁殖が可能なのです。
オスとメスを一緒の水槽で飼育していただけで、いつのまにか卵が出現していたなんてケースも珍しくないほど、その繁殖のしやすさには定評があります。
また、オトシンクルスは水質や水温などの環境の変化に弱い生物ですが、オトシンネグロは若干ですが、環境変化に対する耐性があるという話も聞きます。
お店で購入する際の価格もオトシンネグロのほうが通常のオトシンクルスよりも少しばかり高い傾向にあります。
これは通常のオトシンクルスのほうが市場に多く供給されることに起因します。
まとめ
今回はオトシンクルスとオトシンネグロの違いについてまとめてみました。
ご紹介しましたように、繁殖のしやすさ以外には大きな違いは見られません。
オトシンクルスを苔対策として飼育する場合には、この違いにも大きな意味はありませんので、好みで選んでしまっても問題はなさそうですね。