アロワナは大型の古代魚なので、餌を大量に食べ、糞も多くなるので水を汚します。
どの濾過装置を使うかは、飼育する人の好みがあると思いますが、ここでは濾過槽内に入れる濾材で掃除の頻度を減らす方法について少しお話しをしていきます。
アロワナ水槽の濾過槽掃除を簡単にするためにはこの濾材を!
まずパワーフィルター(密閉式濾過器)の場合ですが、流量が低下するおそれがあるので多孔質セラミックリング濾材だけで充分です。
メンテナンスの面でも手のかかるのがパワーフィルターなんですが、リング濾材だけでも流量が下がることはありませんし、糞や残餌などのゴミも分解されます。
スポンジやウールマットなどはかえって目詰りしやすく、流量の低下につながるため無い方が無難です。
細かい濾材も嫌気性細菌の発生を促すことがありますので、リング濾材でどんどん濾過器の中を通過させるほうがいいでしょう。
次に上部濾過装置ですが、基本的にはパワーフィルターと同じでリング濾材のみで大丈夫です。
ただ濾過槽が薄く水が通過する距離が短いため、内部のヘドロが溜まりやすくなりますので、ウールマットをこまめに交換してあげると残餌や糞を濾し取ってくれるためヘドロも溜まりにくくなります。
面倒な方はリング濾材のみで、メンテナンス時にリング濾材を取り出して丸洗いだけでも大丈夫でしょう。
最後にオーバーフロー式の濾過槽ですが、こちらも基本的にはリング濾材のみでOKです。
数十リットルという容量がある濾過槽ということで、高い濾材を用意する必要はないですね。
むしろ安くても濾過能力にはたいして差はありません。
オーバーフローでは水が落ちてくる部分に消音も兼ねて、物理濾過用のウールマットを敷いておくと良いです。
全体を掃除するとなると、濾過槽が大きくメンテナンスが非常に大変ですから、ウールマットで残餌や糞なども取り除きます。
ウールマット洗浄は定期的に必要ですが、きちんとすれば濾過槽が目詰りすることもほぼないでしょう。
まとめ
アロワナ水槽は残餌や糞の量も多くなりがちですので、濾過槽の掃除は大切です。
だからこそ少しでもメンテナスの手間をなくすために、安くて手軽だけど能力の高い多孔質セラミックのリング濾材を使用してみてはどうでしょうか。