熱帯魚の美しさはみなさんご存じのとおりでしょうが、その中でも王様と呼ばれる品種がいます。
それがディスカスです。
ディスカスとは、横から見るとまるい形をした熱帯魚です。
独特の縞模様が特徴で、青いディスカスと赤いディスカスがいます。
それぞれブルーディスカス、レッドディスカスと呼ばれますが、それとは別にワイルドという種類もいます。
ブルーディスカス、レッドディスカスが品種改良によって生まれたものであるのに対し、ワイルドは原種のディスカスです。
そんなディスカスですが、実は熱帯魚の中でも飼育が難しい品種だと言われています。
ディスカスの飼育は難しいって本当?
ディスカスは熱帯魚の中でも飼育が難しい品種だと言われています。
その理由は、水質管理の厳しさです。
ディスカスは非常に神経質な魚で、少しのストレスでもすぐに体調をくずしてしまいます。
餌の食べ残しが腐敗して水槽に残ったままだったり、水換えをさぼったり、それによって水質が悪くなってしまったりすると、あっという間に調子を悪くさせてしまいます。
また、個体差(体の大きさなど)で力関係の差が出やすいので、大きい個体はよくえさを食べる反面、体の小さな個体はえさを食べられずにどんどん弱っていく、というような状況になりやすい魚です。
ですが、それさえ頭に入れて注意しておけば、そこまで難しい魚ではないとも言われています。
加えて言うならば、特に飼育が難しいのはワイルドの話であり、ブルーディスカスやレッドディスカスについては、意識さえすれば問題ない程度だとも言われています。
飼育が難しいとはいえ、水換えをさぼったりしてはいけないというのはどの熱帯魚においても同じことです。
そう考えれば、他の熱帯魚となんら変わらないのかもしれません。
ディスカスを飼育するときの注意点は?
ディスカスを飼育するうえで特別に必要なものはありません。
他の熱帯魚たちと同じように、水槽、ろ過装置、エアー、ヒーターがあれば十分です。
水槽は、90cmのものにします。
ディスカスが大きく成長した時のためです。
水温は、28℃程度に設定しておくのが良いでしょう。
まとめ
飼育が難しいといわれるディスカスですが、注意さえしておけばそこまで難しくはありません。
ディスカスの体調など、普段からよく気にかけてあげてくださいね。