ミナミヌマエビは、水槽のコケをとる役目も果たしてくれ、初心者でも飼いやすいとあって、人気を集めています。
繁殖も比較的簡単です。
しかし、心配なのが、ミナミヌマエビが自分の卵を食べる可能性がある点です。
対策方法をここで詳しく説明していきたいと思います。
ミナミヌマエビが卵を食べるのか!?
ミナミヌマエビの産卵は、2、3時間かけて1個ずつ卵を産み、卵をおなかに抱えます。
そして、メスは、孵化するまで卵を守り続けます。
ミナミヌマエビが卵を食べるのは、抱卵した卵が落ちてそれが餌になっている場合です。
卵がメスのおなかから離れてしまうのには理由があります。
例えば、無精卵であること。
あるいは、メスの体調が悪く、育てきれなかったなど様々です。
水質や水温の急激な変化からもメスはストレスを感じてしまいます。
ミナミヌマエビの卵を守る対策は?
水質が大きく変わるような水換えをすれば卵が離れてしまう確率は、上がってしまいます。
また、水槽内に敵になるような生体がほかにいたり、水質が悪い状態であったりしても、環境がいいとは言えないでしょう。
脱皮も大きな原因となります。
抱卵状態で脱皮してしまうと、卵も一緒に離れてしまう可能性が高まります。
そうすると、孵化はできません。
一度卵を落としてしまったら、その卵を抱え直すようなことはしません。
落ちてしまったらすぐに餌になってしまうということです。
水質変化には特に注意が必要です。
メスの体調を悪化させることにもつながるため、抱卵期間の水換えはなるべく控えた方がよさそうです。
まとめ
繁殖を成功させるためにもストレスがないのが一番です。
無事に孵化してもらいたいですね。
孵化したばかりのミナミヌマエビはとても小さいです。
2ミリ前後の大きさなので、水槽の中の吸水フィルターに吸い上げられてしまう可能性もあります。
フィルターにネットのようなものを被せるか、フィルター位置を高めに設定するなど、対策をした方がよさそうです。
ミナミヌマエビの繁殖は比較的簡単ですが、産卵期には、できるだけ水質を保ってあげて、メスが卵を守れるように環境を整えることが大切です。