プレコが他の魚と喧嘩したり、尾ぐされ病をはじめ何かしらの病気にかかってしまったりして、ヒレがボロボロになってしまったとき。
痛々しいその姿を見て、もう元の姿には戻らないのかな、なんて心配する飼い主さんは多いと思います。
病気は私たちの手で治せるかもしれない、けれどボロボロになってしまったヒレを治すのは、プレコ自身なのです。
私たち人間側は見守ることしかできません。
もっと言うならば、病気だって本当に治すのはプレコたち自身であって、実のところ私たちは何もしていないようなものなのですが。
それでもかわいいプレコたちのために何かできることはないかと、思案した結果の薬浴であったり、塩浴であったりなのです。
私たち人間がする治療とはただの手助けであって、結局はプレコたちの再生能力を信じるしかありません。
肝心なのは、プレコ自身の再生能力の強さです。
プレコのヒレの再生能力は強い?
プレコのヒレの再生能力についてですが、実はかなり強いものだと言われています。
他の魚と喧嘩した結果怪我をしてヒレが裂けてしまったり、水槽内に置いた観賞用の装飾品にぶつかってヒレがボロボロになってしまったり、尾ぐされ病にかかった結果ヒレが溶けてしまったりと、原因は様々あります。
病気自体は治っていたとしても、本当にヒレは元通りになってくれるのだろうかと心配になりますよね。
しかし、そんな心配をよそにプレコたちは、案外すぐにヒレを再生します。
あまりにひどい損傷では元通りとまではいえないこともあるようですが、おおよそ3分の1程度までの損傷なら元通りに戻せるようです。
その期間は、早いと一週間かからないということも。
もしヒレが破れるだけでなく折れてしまっていたとしたら時間はかかってしまいますが、完治可能です。
なんともすさまじい再生能力です。
ですがいくらプレコの再生能力がすごいからといって、飼い主側としては何もせずにいるのは歯がゆく思えることもあるでしょう。
どうしてもという場合は、薬浴や塩浴をしてあげると良いです。
が、薬浴や塩浴をすることで逆にプレコの体力を奪ってしまっては本末転倒です。
あまりにもひどい損傷でなければ、何もせずに見守ってあげましょう。
まとめ
プレコの再生能力には目を見張るものがあります。
ですが、干渉しすぎは良くないものの、本当にプレコが弱っているときには飼い主が手助けしてあげなければ、いけません。
プレコがあまりにも弱っていては、治るものも治らないのです。
プレコの再生能力を信じつつ、様子を見てあげてください。